苦しみのわけ

んま、誰だって友達の彼女を好きになればいわゆる三角関係というやつで苦しみます。きっとそうだよね? え? 俺だけ? んま、ちなみに俺の場合は好きになってもいいかと思ったときはまだ彼らは付き合ってなかったのだけどね…。
んで、昨日人と話ていてきがついたのですよ。俺、結構いっぱい苦しんでた。パンクして当然。むしろ、よくあそこまで耐えたと自分をほめてあげたい。
苦しみのわけってのは、俺の少年期の生い立ちに起因しています。
うちの親父ってのはメチャクチャ女にだらしがない人で外に隠し子がいたりしました。おかげでうちは親父がウチにいる限りは親の喧嘩を見させられるような環境でした。さらにいうと、俺が何か楽しいことをみつけて楽しんでいると「お前はそんなに楽しそうにしてていいのか」と親父にどやされました。そんな親父をみてお袋も「息子を甘やかしちゃいけない」と思ったのか、今考えると不条理なことをいってました。何よりも俺は俺のことを両親に聞いてもらったことはほとんどない。なにかタイヘンなことが起きても話を聞いてもらえるのはいつも手遅れになってから。象徴してるのは俺の盲腸で、処置が遅かったために腹膜炎までやりました。痛いといっても仮病だろととりあってもらえなかったのです。親父は継母に育てられたことと、法律的に父親のいない自分の隠し子を重ね合わせて見ていたようで、職場の同僚の一部には俺が法律上の長男であるにもかかわらず隠し子のほうを本当の子だと言う人もすくなくなかったようです。そんなこんなで、本当は良い仕事をしていて誇れるべき父親を一度も誇りに思うこともなく育ちました。むしろ、有名な仕事をしていた父のおかげで学校でもイジメられたりすることもあり、目の上のたんこぶとしか思っていませんでした。
だから、親父のようにはなりたくないと思っているのですよ。あんな3流以下の男にはなりたくないと思っているのです。俺と同じ苦しみは人には味あわせたくないのですよ。
俺は誰か一人をしっかり愛して誰かを幸せにしたいし、骨の髄まで愛されたいのですよ。
でも、そんな男が友達の彼女を延々と好きだったのです。もう、とことんまで愛すると決めてたのでそらータイヘンな葛藤でしたよ。そして、ともかくやましかった。自分があのクソ親父以下のダメ人間に思えてました。あのクソ親父は自分の家庭は崩壊させましたが、外に作った女には仕事紹介したりと、それなりに面倒をみていましたが、俺は他人の彼女に惚れてそれの幸せを崩壊させることも考え始めていたのです。もう、毎日が自己嫌悪でした。苦しかった。やましかった。なんでこんな恋をしてしまったのだろうと苦悩した。自分が自分でなくなり、ドンドンだめになっていく気がした。
そして、誰か一人を幸せにするためには過去の恋の思い出を引きずるわけにもいかない。二度と振り向かないように自分に深い傷をつけておかなければならない。俺は家庭ができればそれを大事にしたいし、相手の家庭を壊すようなことがあれば今よりもっと苦しむことになるだろう。ともかく、誰か一人だけを愛していたい。そして、その傷を思い出にその人を愛し続けるのである。困っていれば手を差し伸べるし、助けが必要なら助ける。しかし、もう二度と彼女たちと恋愛はしない。そして、いったん愛した人とはもう二度と友達には戻れない。だから、相手にも自分の生きた証として、爪あととして、深い愛を刻み込むのである。そして遠くへと去っていく。そうやってダメになってしまった恋愛とは決別してきたのです。
でも、今回俺が中途半端でなにもできていない。このままいくと完全に引きずる。現に今まったくもって決別できていない。まだ終わってないのかもしれない。でも、今は完全に放置されている。
今はすくなくとも罪悪感からは開放されている。でも、一人の時間が長引いて、どんどん困った自分が目覚めはじめている。
なんとかしたいものだ。
んま、今は何もイメージできない。自分がどうなりたいのかもわからない。混乱していた時間が長すぎたのだ。やっぱり疲れているな。