物忘れ

みなさんにはありませんか?
何かをしようとWebブラウザーを立ち上げてぜんぜん関係のないページをみていること…。そして、何をしようとしていたか忘れること…。
それだけです。

そして、テレビでトリノオリンピック開幕といっているのがどうしても「鳥のオリンピック開幕」にきこえるのです。そして、ピーチクパーチクいってる鳥を想像してしまうのです。さらに、鳥の会話まで想像してしまったり…。
鳥A「奥さん聞いた? なんでも人間が鳥のオリンピックってのをやってるらしわよ? やーねぇまったく」
鳥B 「ええー、信じられない! 人間の横暴にも程があるわよね! まったく!」
鳥A 「しかものこの真冬に、よ? いったい人間ってのはどこまで鳥から搾取すれば気が済むんでしょーねー」
鳥B 「 そうよそうよ! ニワトリなんて一生くらーい小屋で死ぬまで卵産まされて、挙句のはては鳥インフルエンザだとかなんとか言って大量虐殺よ? 私たちもいつまでこうしてのんきに暮らしていけることか…」
鳥A 「鳥インフルエンザって、怖いわよねぇ。渡り鳥が運んでくるんでしょ?」
鳥B 「そうらしいわねぇ。でも、何が怖いって人間よ」
鳥A 大きくうなずく。
鳥B 「そのインフルエンザを運ぶのが私たち鳥だって、私たちもいつ虐殺されるかと思うとオチオチ夜も眠れないわよ」
鳥A 「そうよねぇ…。人間って勝手よ。カラスのことだって」
鳥B ハッとした様子で「カラス!」
鳥A 「人間がケチしてカラスに食べ物をやらなくなったせいで、カラスたち私たちのベイビーに狙いをさだめて」
鳥B 「まったくだわ! おかげでおかで…」 泣き崩れる鳥B
鳥A 「奥さん、私のヒナも去年はカラスに…」
鳥A ため息混じりに「今年は何羽のヒナが巣立ってくれるやら…」
鳥B 「今年のダンナは夏まで生きていてくれるのかしら…」
鳥A 「あら、ダンナが帰ってきたわ。いかなくちゃ。」
鳥B 「あらいいわね、立派そうなダンナさまで」
鳥A 「それがねぇ…」
鳥B 心なしかニヤけながら 「あらやだ…、もしかして、フ・リ・ン?」
鳥A「幸いそれはないのよ。うちの場合はなんというか加減を知らないというか…」
鳥B 思いっきりニヤけながら 「あら、うらやましいわぁ」
鳥A 「巣作りするこっちの身にもなってほしいのよ。まったくあの人ったら『巣は頑丈なほうがいい』なんていってものすごい硬い枝ひろってくるよのよ…。私のくちばしが折れちゃうわよ、まったく」
鳥B とてもしらけた様子で 「がんばりなさいよ。あ、ダンナ様が呼んでるわよ、早くいってあげなきゃ」
鳥A 「あらタイヘン! また明日ねー」
鳥B 満面の笑みで 「また明日ねー」
その場を飛び立つ鳥A
鳥B 鳥Cに向かって 「ねぇねぇ、聞いてた? あの子ったらあんなにダンナの自慢して、独身の私に対するあてつけなのかしら、まったく近頃の若い子は…。しかも独身の私に向かって『奥さん』だって。最初から気分が悪かったのよもう」以下延々とつづく。
それだけ…。