携帯電話

ついこの間まで持っていなかった気がする携帯電話。最近意外と役に立っていて便利なものだなぁ、とも思ったりするようになった。
昔は金もかかるし、どこでも誰かに捕まるのが嫌で持っていなかった。
アメリカにいる間は自分の位置を伝えるためのGPSがあったほうが良さげだと思うまで持ってなかった。そのGPSの機能しかいらんと思っていたからあまり人に番号を教えることもしてなかった。当然のごとく、電話なんてかかってくるはずもなく便利と思ったことは無かった。せいぜい、呼出音をカスタマイズして喜んでいたのが楽しかったくらい。色々とDeepなトラブルに巻き込まれていたので、きっと僕を警備していた人たちには役にたってたはずだけどね。事実、絶妙にそして秘密裏に警備されてた気配はよく感じた。そして、安心できた。きっと、僕の居場所を把握するために携帯のGPSに割り込んだりとかもしてくれていたに違いない。そう考えると携帯に命を救われた一面もあったのかもしれない。が、その時は別段楽しいとは思わなかった。
まぁ、今も日本で携帯を持っているわけですよ、ご多分に漏れずにね。別にいらんと思ったけど、あるひとに「携帯くらい持っておけ!」と言われて素直に買ったのですよ。それから、プライベートでゴタゴタして一度電話番号を替えようとしたのだけど、結局替えなかった。仕事関連の人にも結構番号を伝えていたので、かなり面倒だったのですよ。
結局、替えなくてよかったのかもね。昔番号を教えた人が何気にかけてくれるかもしれんと思うとそれほど寂しくはない。そんな思いも手伝ってか持っててなんとなく楽しい。
始めて携帯をかったのは10年位前かもしれない。ずっと好きになれなかった携帯電話だけど、やっと愛情が湧いてきた今日この頃です。