ミサイル

北朝鮮でミサイルの発射準備が進んでいるそうで。はい、そうですか…。そこまでやりますか。北朝鮮の外交ってよく「瀬戸際外交」なんていいますけどね。脅して脅してギリギリのところで相手に妥協させる。もしくは自ら妥協した振りして自分に有利な条件を引き出す。瀬戸際外交の話でいうとミサイルって奥の手だと思う。
ま、どうしても譲りたくないところまで追い詰められたのでしょうね。なんか、こう、あれですわ、「我々は限界まで我慢した! 偉大なる首領キムジョンイル総書記にミサイルの発射ボタンを押させたのは横暴で傲慢な国際社会である! 日本を始め国際社会はこの一発のミサイルで我々の痛みを痛感することになるであろう! 」なんてコメントだすんでしょうな…。打ったあと。
ハイハイ。ニセ札とか、ヘロインとか、武器とかまだ売りたい作りたいんですか。はぁ、そうですか。
ダダッコのこまったちゃんが周囲に叱られて、自分の意見が通らなそうなのでついに爆発しそうなんですね。これはキツーイお灸をすえたほうがよさそうですよね。
「脅しを背景にした話合いは成立しない」とアメリカの国連大使がいっていたようです。もとい北朝鮮のやりかたってのは「最初から話にならない」ということになると思う。
なんか、こういう北朝鮮的な人たちとの付き合いって疲れますよね。
ってか、おとなりの国なんて完全に脅しに屈服して同胞とかいってますしね。もともと同胞なのは重々承知しているんですが、同胞だからこそいさめるところはいさめるのが正しい道だと思うのは日本人の勝手なんですかねぇ。
「市場主義経済に正義がないと経済は崩壊する」とどっかの偉い学者さんがいったそうです。国際社会を大きな市場主義経済ととらえて、北朝鮮をその中のメンバーの一人ととらえるとするならば、北朝鮮は肥大化したマフィアになるんでしょうな。自分の利益のためならなんでもする。逆らうものには暴力をチラつかせて脅迫する。まさに肥大化して人としての道を完全に踏み外してしまったマフィアだ。彼らの理論が通れば国際社会の市場主義経済は破綻する。
この巨大な暴力の動きに屈してその庇護のもとに入るのも選択肢ではあると思うのですよ。ただしね、世の中のもっと大きな流れを見ないと未来はなくなる。子孫達を捨ててでも今の安定をとるということになる。重大な問題は先送り。いつまでたっても自分達はおとなりの暴力国家におびえることになる。どこかで解決せねばならん問題だと思うのですがねぇ。ま、暴力をチラつかされて屈服してしまったおとなりさんの国にしてみれば「今がなければ未来はない。どんな逆境でも我々民族は耐えぬいて生き延びてきた。きっとその逆境をバネに素晴らしい未来をつくってくれるに違いない」なんて思ってるのかもしれません。でも、今ってその暴力国家にお灸をすえるべきタイミングたと思うのですが…。はい、そうでうか。悪いのは過去に侵略戦争をしておいて謝罪し続けていない日本ですか。
あれですよ。今日本ってものすごく迷惑してるじゃないですか。おとなりからのクレームとか。んで、アジア的なものいいで誰にこの責任があるかというとですね。中途半端にアジアで戦争をしたアメリカということになる。日本は一旦彼らに勝ったのですよ。そこを横槍であの半島を独立なんかさせてしまうからこういうことになったんですよ。彼らには勝手にずーっと謝罪してもらっていればそのほうが平和だったんですよ。なんてこといったらおとなりと同レベルになってしまう。過去の行動を非難するのは現在の相手の存在そのもを非難し、その存在を否定しているも同然の行為だ。アメリカは歴史的には間違っていない。ここでアメリカの歴史を否定すると現在の我々日本人の存在を否定することにもなる。現在の日本の独立を認めてくれたのはアメリカだ。下手すれば日本は合衆国の一州になっていた可能性だって否定できないのだ。アジア的ものいいがいつでも正しいとは限らない。というか、現在のアジアの論調は確実かつ明白に、さらに付け加えるなら滑稽なまでに間違っている。
僕が本当に言いたいのは、過去のことうんぬんとか、責任問題うんぬんとか、謝罪うんぬんとか言っている暇があるなら明日その身があることを祈ったほうがいいんじゃないか? ってこと。今を犠牲にしてでも未来のために解決すべきアジア全体の問題があるんじゃないか? ことですよ。過去の歴史を非難している暇があったら今すぐに解決すべき問題にとりかかるべき。
ま、アジアの政治には失望してるってこと。みんなもっとがんばれよと思う…。